情報アーキテクチャ

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    またずいぶんと難しそうな言葉を引っ張り出してきました・・

    「情報アーキテクチャ」などと、専門用語らしい言葉ですが、
    要は
    知識やデータの組織化を意味し、
    「情報をわかりやすく伝え」
    「受け手が情報を探しやすくする」
    ための表現技術(Wikipediaより引用

    ということです。

    革製品を扱っている、小さな工房のホームページ例にしましょう。
    ご自身が、革製品工房の社長さんだと思ってみてください。

    カバン、財布、ベルトなどの製品を
    牛革、ワニ革、ヘビ革などを使って作っているとします。

    この工房がホームページを作るとしたら、
    全体の「製品ページの構成」を、どのようにしますか?
    まずはこのように作ることが考えられます。

    トップページ
    ├牛革
    │ ├カバン
    │ ├財布
    │ └ベルト
    ├ワニ革
    │ ├カバン
    │ ├財布
    │ └ベルト
    └ヘビ革
      ├カバン
      ├財布
      └ベルト

    これは、素材を中心とした考え方ですね。
    また、このように考えることもできます。

    トップページ
    ├カバン
    │ ├牛革
    │ ├ワニ革
    │ └ヘビ革
    ├財布
    │ ├牛革
    │ ├ワニ革
    │ └ヘビ革
    └ベルト
      ├牛革
      ├ワニ革
      └ヘビ革

    これは、アイテム別に整理したものです。

    さて、今度は立場を変えて、お客さんになってみましょう。
    お客さんは、どのような動機でこの工房のホームページを
    訪れるでしょうか。

    「何か、ワニ革の製品が欲しいなぁ」
    でしょうか。
    「財布をそろそろ買い替えようかな」
    でしょうか。

    前者のケースもあるでしょうが、
    一般的な動機は後者が多いのではないでしょうか。
    とすると、ホームページの構成は、
    素材別、もしくはアイテム別のどちらが、
    よりわかりやすいでしょう?
    ・・きっと、アイテム別ですよね。

    一般的な消費者を対象とする工房であれば、
    アイテム別の構成を選択した方がいいように思います。
    この場合、主力商品は一般的な牛革の製品になると思います。

    素材別の構成がダメ、というわけではありません。
    あえて素材別を選択するとしたら、
    「素材にこだわるマニアックな人向け」
    という工房の位置づけとなります。
    比較的マニアックなワニ革やヘビ革の製品が
    よく売れているようなお店に向いているかもしれません。

    中小企業のホームページなどでは、
    このような「情報の整理(=情報アーキテクチャ)」が
    疎かになっているケースがよく見受けられます。

    ホームページを作るとなると、直感的な見た目である
    「ページのデザイン」に意識が集中してしまい、
    「情報のデザイン」に目が向きません。

    そもそも「情報にもデザインが必要」
    (つまりは情報アーキテクチャ)という
    意識を持っていない場合も多いのです。

    また、「お客さんからの視点」を意識していない、
    決め付けてしまっている、ということも、
    情報の整理がうまくいかない原因となり得ます。

    自身の会社、ショップの位置づけによっては、
    同じ製品を扱っていても、適切な構成は異なってきます。

    たとえば、ブランドバッグのショップですと、多くの場合、
    「アイテム別」よりも「ブランド別」の構成の方が
    向いているでしょう。
    ブランドのバッグなどは「ブランドの指名買い」が
    圧倒的に多いからです。
    「何かバッグが欲しい」というより
    「ヴィトンのバッグが欲しい」という動機で
    訪れるお客さんが多いのです。

    しかし、これもお店の位置づけによります。
    たとえば、
    初めてブランドのバッグを買う人を対象にするショップの場合は
    あえてアイテム別にしたほうがよいかもしれません。

    「自社や自店の位置づけ」は、
    ホームページを作る際にもとても重要になるんですね。
    自社の位置づけが曖昧なままでホームページを作ると、
    ホームページの構成も曖昧になってしまうケースが
    多くなってしまうのではないでしょうか。

    コメント
    う、その通り!
    悩みます・・・悩んでます

    • ケンボー
    • 2009/01/28 11:51 AM
    >ケンボーさん
    ケンボーさんのお店は、今回の「革製品工房」に
    近いですもんね。
    ケンボーさんのお店は
    「一品づつ手作りで、オリジナル商品であること」
    「オーダーに応えて要望を取り入れながら作ること」
    ですね。
    こういったお店に対して「お客さんが知りたいこと」
    を洗い出していくとよいのではないかと思います。
    • コージ
    • 2009/01/28 12:11 PM
    ありがと!
    hpを作るって
    仕事の整理が出来て
    いいんですよね〜
    強みとか、方向性とか
    • ケンボー
    • 2009/01/29 12:20 PM
    コメントする








       

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